一般社団法人
日本アウトリガーカヌー協会
Japan Outrigger Canoe Association
2019年11月1日に協会を設立、その後の活動を経て2023年5月24日より一般社団法人として新たな歩みを始めます。当協会はアウトリガーカヌーの文化的な背景を尊重し、日本国内での普及発展活動を行なってまいります。また世界のアウトリガーカヌーの取りまとめ機関であるINTERNATIONAL VA'A FEDERATIONの一員として海外との交流にも注力いたします。
アウトリガーカヌーとは?
細長い艇体とバランスを取るための横にせり出した浮(アウトリガー)が取り付けられたものを「アウトリガーカヌー(Outrigger Canoe)」と呼びます。元々、太平洋の島々では宗教的な意義を持つカヌー競争が盛んに行われていました。20世紀に入ってからハワイが観光地として発展するに伴い、レジャーやスポーツとして復活を遂げました。島を訪れた人々は、この素晴らしい舟に乗って海を楽しみ、その魅力にとりつかれたのでしょう。こうして、ハワイをはじめ世界各国でアウトリガーカヌーのレースイベントが盛んに行われるようになりました。
アウトリガーカヌーの精神性
アウトリガーカヌーは、何もかもが便利な現代社会とは全く反対の精神をもつ乗り物です。一切の動力を使わずに、お互いを信頼しあう人間の力だけで海を渡っていく姿は何百年たっても変わることがありません。自然の力に抗うことなく流れや風をつかむには、野性的な感覚を研ぎ澄ますことも大切。
自然を尊重し、自分の命を預けるアウトリガーカヌーを大切にし、力を合わせて共に目的地を目指す仲間を信じる、ということが求められるのです。ごく当たり前な話ですが、しかし日常生活ではなかなか実践できないことでもあります。
仲間が集まったら挨拶しあう、アウトリガーカヌーや道具類は最大限の注意を払って丁寧に扱う、海でゴミを見たら拾う。このような小さな行動の積み重ねがあって、初めてアウトリガーカヌーに乗るにふさわしい人間として認められるのです。
アウトリガーカヌーはクラブスポーツ
一人乗りのカヌーであれば、自宅のガレージに保管し、好きなときに独りで遊ぶことが可能です。これに対し、アウトリガーカヌーは大きく、重く、大勢の仲間が集まらなければ漕ぐこともできません。アウトリガーカヌーがクラブスポーツたる所以はここにあります。
仲間が集まれば、当然ながら色々な意見や要望が出始めて、誰かがリーダーとしてみんなをまとめたり、役割分担などを調整する必要が出てきます。そこで「クラブ」という組織創りが求められるのです。「クラブ」という組織は、参加者一人一人が他の参加者みんなのために活動して支え合い、まるで一人の人間のように意思決定したり行動したりするのが理想の姿でしょう。
JOCAでは四方を海に囲まれた海洋国である日本の海岸文化の発展に寄与すべく、アウトリガーカヌーの普及及びクラブ設立のサポートを致します。
お知らせ
JOCA CUP 第二回全日本アウトリガーカヌー選手権
大変お待たせいたしました!
今年は鎌倉材木座で開催いたします。
奮ってご参加ください。
実施要項
⼤ 会 名 :JOCA CUP 第2回全日本アウトリガーカヌー選手権
⽇ 時 :2023年9⽉17日(⽇)8時〜15時30分 *予備日9/16or18
場 所 :鎌倉材木座海岸、沖合い湾内にスタート・ゴールライン
主 催 :一般社団法人 日本アウトリガーカヌー協会 https://www.joca.ne.jp
後 援:鎌倉市/鎌倉マリン連盟/鎌倉ライフガード/鎌倉漁業組合/CRB/パタゴニア日本支社
協 ⼒ :鎌倉アウトリガーカヌークラブ/ WAILEA CANOE CLUB JAPAN / OHANA HOE OUTRIGGER CANOE CLUB /茅ケ崎アウトリガーカヌークラブ/佐島パドリングコネクション/BEACH葉山/
MOKUPUNI OUTRIGGER CANOE CLUB/ Holokai OUTRIGGER CANOE CLUB KANSAI /
アマニコアウトリガーカヌークラブ / 逗子マリーナ(予定)
協 賛:パタゴニア、鎌倉ビール、光洋機械産業株式会社
競技種⽬ :OC6(6人乗りアウトリガーカヌー)によるミドルディスタンスレース
カテゴリー・クラス
男子OPEN 12km
男子マスターズ50 6km
女子OPEN 12km
女子マスターズ50 6km
ミックス 6km
ジュニア 6km
KIDS 2km
*各クラスエントリー状況により統合する場合あり。マスターズは、50歳over、ミックスは男3女3人、ジュニアは中学生、キッズは小学生とする。Wエントリーはステアのみ可とする。ジュニア、キッズのステアは子供もしくは7番シートに大人が入る事とする。OCクラブ以外でのエントリーはJOCAよりステア補助可能とするがステア補助の場合は5人チームとする。
参加募集 :30チーム180 名 想定
賞 典 :各カテゴリー上位3チーム
安 全 : 鎌倉ライフガードによる安全管理(他クラフト誘導、コース伴漕)、各艇人数分の浮力体積載、沖マーク海域には動力船配置
参加費⽤(6名チーム) :日本アウトリガー協会加盟クラブ30,000円
その他、42,000円、ジュニア/KIDS12,000円
レンタルカヌー:1レース 5,000円。*当日エントリー時に本部対応
エントリー :9/8までに、所定のエントリー⽤紙に必要事項を記⼊し提出。エントリーフィーは振込。
その他:コンディション不良が予測される場合、大会開催困難な場合、9月16日、18日を予備日とする。予備日含め大会中止となった場合においても参加費は返却しない。参加賞のみの配布。
大会責任者: 日本アウトリガーカヌー協会
代表理事 尾花 充 逗子市小坪1−11−20
080-6549-0870 e-mail: ohanahoe@gmail.com
理事 木下 健二
090−3390−4455 e-mail: kenji@kino-ken.com
理事 小林 富士雄
080-5415-8079 e-mail: mokupuni2016@gmail.com
競技スケジュール(予定): 9⽉17⽇(⽇)
8:00 参加選⼿受付
9:00 開会式・競技説明、ビーチクリーン
10:00 HEAT1
11:00 HEAT2
12:00 HEAT3
13:00 HEAT4
14:30 HEAT5
*エントリー数によりカテゴリー・クラスのHEAT決定
16:00 表彰式
※競技スケジュールは当日のコンディションなどにより変更になる場合があります。
予定コース*12kmは2周、KIDSは当日のコンディションにより2km設定
協会コンセプト
- 日本のアウトリガーカヌーの安全で健全な普及発展に貢献する
- 海外のアウトリガーカヌー団体やクラブとの交流、さらにはアウトリガーカヌー界の「外」との交流に貢献する
- 各アウトリガーカヌークラブの垣根を超えた協力、調整に貢献する
JOCAアクション2021−2022

※このアクションプランは、2021年4⽉25⽇に⾏われた新理事会による臨時総会において、JOCA加盟クラブの全員⼀致で「今後2年間で推進していくアクション」としてまとめたものです。
代表理事挨拶
アウトリガーカヌークラブおよびパドラーの皆様へ
数年間の準備期間を経て、日本アウトリガーカヌー協会が発足致しました。
この度、代表理事を務めることになりました尾花と申します。個人的には1998年からアウトリガーカヌーを始め、パドラーとしては平凡ですが、南の島で生まれたこのカヌーへの愛情は強く、次世代への伝達、海を越えたコミュニケーションに注力して参ります。
海の上、カヌーの上においても大切なチームワークを協会運営に繋げ、今後のアウトリガーカヌーの普及とクラブ組織の発展に向け、関係各位と協力して参りますので宜しくお願い致します。
尾花 充
オハナホウ アウトリガーカヌークラブ
令和元年11月1日
理事会

代表理事
尾花 充
Mitsuru Obana
オハナホウアウトリガーカヌークラブ

理事
木下 健二
Kenji Kinoshita
ワイレアカヌークラブジャパン

理事
⼩林 富⼠雄
Fujio Kobayashi
モクプニパドリングクラブ

Japan Outrigger Canoe Association
©Kenji Kinoshita
加盟クラブ (50音順)
クラブ名 | 代表者 | 活動地域 | Web | お問い合わせ先 | |
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アマニコアウトリガーカヌークラブ | 白畑 瞬 | 鹿児島県奄美市 | amamimagic@yahoo.co.jp | ||
オハナホウアウトリガーカヌークラブ | 尾花 充 | 逗子海岸 | ohanahoe@gmail.com | ||
鎌倉アウトリガーカヌークラブ | 池永 弘/桑原 将貴 | 鎌倉市材木座 | kamakuraoutriggerclub@gmail.com | ||
佐島パドリングコネクション | 田村 誠悟 | 横須賀市長井 | plannel.seigo@gmail.com | ||
茅ケ崎アウトリガーカヌークラブ | 塩澤 正光 | 茅ヶ崎 | cocc05apr@gmail.com | ||
BEACH葉山アウトドアフィットネスクラブ | 柏木 星詩 | 葉山町大浜海岸 | s.kashiwagi@beach-hayama.com | ||
ホロカイアウトリガーカヌークラブ関西 | 古川 浩史 | 兵庫県西宮市 | info@hocck.com | ||
モクプニパドリングクラブ | 小林 富士雄 | 広島県江田島市 | mokupuni2016@gmail.com | ||
ワイレアカヌークラブジャパン | 木下 健二 | 鎌倉 材木座 | club@waileajapan.net |
2023年度イベント・レーススケジュール
開催日 | イベント・レース名 | 主催 | 開催地 |
---|---|---|---|
6/10(土) | JOCAアウトリガーカヌー無料体験会 | 日本アウトリガーカヌー協会 | 逗子海岸東浜 |
9/17(日)予備日16日18日 | JOCA CUP 第二回全日本アウトリガーカヌー選手権 | 日本アウトリガーカヌー協会 | 鎌倉 |
10/1(日) | Zushi Paddle Meet | オハナホウアウトリガーカヌークラブ | 逗子海岸 |
10/22(日) | 広島江田島レース | モクプニパドリングクラブ | 広島江田島 |
11/4(日)5(日) | Hukilau Challenge | 茅ヶ崎アウトリガーカヌークラブ | 茅ヶ崎 |
協会ロゴ

ロゴデザイン:小杉幸一 Koichi Kosugi
クリエイティブディレクター/ アートディレクター
2004年 博報堂入社2019年 onehappyを設立
〈主な受賞〉
東京ADC賞、カンヌライオン国際広告祭デザイン部門GOLD、ニューヨークADC、ACC賞ほか、国内外の広告賞にて多数受賞
〈JOCAロゴのデザインコンセプト〉
アウトリガーカヌーの象徴する、「波」「風」「カヌー」「人」「パドル」をモチーフに、一体になるという日本にふさわしいデザインを目指しました。赤は、<情熱>を表現しています